チェピンスコの収穫

チェピンスコの収穫


作品情報

制作年
1905
技法
油彩、キャンバス
寸法
78 × 123 cm

ストーリー

ブルガリア南部のロドピ山脈にいだかれた谷のなかで最も広い、チェピノの谷の収穫の季節である。アンゲロフが描いたのは1905年、この国がオスマン支配を脱してまだ30年に満たず、住む者のほとんどがなお土地とともに生きていたころだ。彼は場面を、落ち着いた、ほとんど古典的といえる秩序で組み立てている。刈り手たちは刈り株のうえに整然と散らばり、畑全体が一つの暖かく均一な色調にまとめられて、麦を刈り、束ねるという重い労働が、静かで品位あるものとして立ちあらわれる。急ぐものは何一つない。視線は刈られた麦を越えて奥へ、谷を閉ざす淡い丘の稜線へと運ばれ、刈り手も畑も山々も、同じ真昼の光のなかにおかれている。

アプリには数千の物語。