
干し草作り
作品情報
ストーリー
干し草作りの途中で、農家の一家が手を休め、食事をとっている場面です。直前までの重労働の跡は画面からきれいに消されていて、美術館自身がこの情景を理想化されたものと説明しています。こうした穏やかな農村像はよく売れ、レルミットはそれで暮らしていました。
日常の一場面のようでいて、組み立てはかなり計算されています。人物の頭が半円状に並び、視線は顔から顔へ、そして奥の草地へと運ばれていきます。そこに集まっているのは子ども、働き盛り、老人という三つの年代で、手前の老人が握る大鎌は、古い絵画では尽きていく時間のしるしでした。
横幅2メートルを超えるこの大画面は、1887年のパリのサロンに、カタログ番号1519番で出品されています。