
ニシンの燻製小屋
作品情報
ストーリー
この板絵は長いあいだ扉だった。スヘフェニンゲンの巨大な円形パノラマで知られるハーグの画家メスダフは、自分のアトリエの引き戸に八枚の絵をはめ込ませ、その一枚ずつを親しい画家に頼んだ。サデーが引き受けたのはニシンの燻製場で働く女たちの姿で、スヘフェニンゲンの漁村を支えていた仕事である。メスダフの死後、板絵は戸から外されて散らばった。この一枚は行方がわかって2018年に買い戻され、いまはファン・ゴッホ美術館が運営するハーグのメスダフ・コレクションで見ることができる。