希望

George Frederic Watts and workshop · PD

希望


作品情報

制作年
1886
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
111.8 × 142.2 cm

ストーリー

目隠しをした女が地球儀の上にうずくまり、竪琴に耳を寄せている。弦はほとんど切れていて、残っているのはただ一本。その最後の一本から、かすかな音を聞き取ろうとしている姿だ。ワッツは1886年、ヴィクトリア朝の繁栄のただなかでこの絵を描いた。豊かさを謳う時代に、彼が選んだのは、ほとんど何も残されていない状態でなお耳を澄ます「希望」という主題だった。題を伏せられると、多くの人はこの沈んだ女性像を「絶望」と読むという。それでも切れずにいる一本の弦が、題の意味を支えている。ワッツはこの構図をほぼ同じ形でもう一点描き、二つの版が知られている。1世紀のち、アメリカのある牧師の説教がこの絵を引き、そこから「大胆に希望を抱く」という言葉が広まっていった。

登録した人には Premium 1か月を無料で。