
Wassily Kandinsky · PD
即興第2番「葬送行進曲」(習作)
作品情報
ストーリー
副題に「葬送行進曲」とつく《即興 2》の完成作は、幅1.3メートルほどのカンヴァスで、ストックホルムにあります。1933年にスウェーデンの国立コレクションが購入しました。ドイツでナチスが政権を握り、カンディンスキーがパリへ移った年です。現在はストックホルム近代美術館の所蔵です。この厚紙の作品はそのための習作で、登場人物はすでにそろっています。手前の中央には古いロシアの装いを思わせる三人の女性が集まり、四人目は少し離れて右に座り、左からは白い馬に乗った騎手が入ってきます。音楽から借りた副題は、くぐもった重い気分を告げています。深い青の帯が舞台の縁のように人物たちと背景を隔てており、レンバッハハウスはこれを水と読み、背後の大きな色の塊を山か岩、そのあいだの丸い形を雲と見ています。人物はどれも画面の端で断ち切られています。




