燕子花図屏風

Ogata Korin, died 1716 · PD

燕子花図屏風


作品情報

アーティスト
尾形光琳
制作年
1701
技法
ink and color on gilded paper
種類
絵画

ストーリー

1701年ごろ、華やかな元禄の世に、尾形光琳はこの六曲一双の屏風を金地の上に描いた。画面にあるのは燕子花の群れだけで、金の地の上に大きくうねるように配されている。下敷きを知る人には、もっと多くが見えてくる。この花は『伊勢物語』の八橋の一段を踏まえている。東国へ下る旅人が三河の八橋で燕子花を目にし、都に残してきた妻を思って、かきつばたの五文字を句の頭に置いた歌を詠む場面である。光琳は橋も水も旅人も省き、花だけを残した。鮮やかな青は群青、葉の緑は緑青によるものだ。この屏風は国宝で、東京の根津美術館は年に一度だけこれを公開する。

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