
Titian · PD
教皇アレクサンデル6世により聖ペテロに引き合わされるパフォス司教ヤコポ・ペーザロ
作品情報
ストーリー
1502年8月、教皇領・ヴェネツィア・スペインの連合艦隊が、オスマン帝国から島サンタ・マウラ、今のレフカダを奪い返した。この戦争でヴェネツィアが得た数少ない勝利のひとつである。教皇艦隊を率いたのは、キプロス島パフォスの司教ヤコポ・ペーザロだった。その感謝のしるしに、彼はまだ若かったティツィアーノへこの奉納画を注文した。左では、ボルジア家の教皇アレクサンデル六世が、ひざまずくペーザロを玉座の聖ペテロに引き合わせている。背景には勝利を思い起こさせる軍船が浮かぶ。本作はティツィアーノの最初期の一点で、かつては1503年ごろの処女作とされたが、今では1510年前後とみる説が有力だ。旗にはボルジア家とペーザロ家の紋章が並んでいる。




