
Jean-Auguste-Dominique Ingres · CC0
ブロイ公妃
作品情報
ストーリー
アングルが1853年に描いた、ブロイ公妃ポリーヌの肖像です。青みをおびた水色のサテンのドレスが、なめらかな絵肌のなかで光を受け、レースや金の飾り、椅子の張り地の一つひとつまで克明に描き分けられています。当時七十歳を超えていたアングルの、衰えぬ描写の力がよく分かります。モデルのポリーヌは、この数年後に結核のため三十代半ばで世を去りました。夫のアルベール・ド・ブロイは深く悲しみ、この肖像を布で覆って人目から隠し、生涯手元に置いたと伝えられます。




