台所の室内

台所の室内


作品情報

制作年
1644
技法
油彩、銅板
種類
絵画
寸法
55.5 × 77.5 cm

ストーリー

物思いにふけりながら林檎の皮をむいている女性は、アンナ・ブリューゲルである。画家ヤン・ブリューゲルの娘で、1637年7月、アントウェルペンでダフィット・テニールスと結婚した。父の死後、彼女の後見人を務めていたルーベンスが、その結婚の立会人になっている。皮をむいた林檎の皿を持つ男の子は、二人の長男ダフィットだ。テニールスはこの場面を銅板に描いた。なめらかな銅は、ごく細かな描写を受けとめてくれる。その効果がいちばんよく表れているのがテーブルの上だ。白鳥を飾ったパイには愛のしるしがちりばめられ、赤と白の薔薇の花輪、燃える心臓と固く握り合う二つの手を描いた小さな盾が添えられている。マウリッツハイス美術館は、この絵がアンナへの捧げものだった可能性を指摘している。年記「Ao 1644」は、暖炉の上の素描に書き込まれている。

読んだことについて、何でも聞いて。アプリを入手。