
Paul Gauguin, La belle Angèle, 1889. Wikimedia Commons. · PD
美しいアンジェル
作品情報
ストーリー
ゴーガンは1889年、タヒチへ発つ前の数年を過ごしたブルターニュの村ポン=タヴェンで、この肖像を描いた。モデルは土地の宿屋の女将アンジェリック・サートルで、みなから「美しきアンジェール」と呼ばれていた。当時ゴーガンは日本の浮世絵に夢中で、風変わりなことを試みた。人物を絵の中の丸い枠に閉じ込め、まるでメダイヨンのように、平らで装飾的な背景の前に置いたのである。彼女の名は、題名のように画面へ書き込まれている。左手には、ペルーの人物をかたどった小さな土の壺が添えられている。当のアンジェールはこの肖像を醜いと思い、受け取ろうとしなかった。友人の画家ドガはこれを傑作とみなし、1891年に買い取っている。




