
Leonardo da Vinci, La Belle Ferronnière, 1495. Wikimedia Commons. · PD
美しきフェロニエール
作品情報
ストーリー
1490年代、レオナルドはミラノの宮廷で、君主ルドヴィーコ・スフォルツァ、通称イル・モーロに仕えていました。この絵の女性が誰なのかは、今もはっきりしていません。イル・モーロの寵愛を受けた愛人ルクレツィア・クリヴェッリだという説もあれば、彼の妃ベアトリーチェ・デステだとする研究者もいます。「ラ・ベル・フェロニエール」という呼び名も本人の名ではなく、額に垂らした細い飾り、当時ミラノで流行した「フェロニエール」という髪飾りにちなんだものです。彼女は正面を向かず、視線だけを画面の外の誰かへ、そっと送っているように見えます。手前には低い石の手すりが描かれ、こちらとのあいだを静かに隔てています。




