
Raphael, La fornarina, 1519. Wikimedia Commons. · PD
ラ・フォルナリーナ
作品情報
ストーリー
ラファエロは1520年、37歳の誕生日に急死した。この絵はそのとき工房に残されていて、彼自身の手による恋人の肖像だと長く信じられてきた。モデルは伝統的に、ローマのパン屋の娘マルゲリータ・ルーティだとされる。フォルナリーナとは「パン屋の娘」を意味する呼び名である。女性の左の二の腕には青い腕輪が巻かれ、そこには「ウルビーノのラファエロ」という署名がはっきりと読める。まるで彼女が画家の持ち物であるかのように。近年の調査では、女性の左手の薬指にいちど指輪が描かれ、あとから塗りつぶされたことが分かった。そこから、二人は秘かに結婚していたのではないかという憶測も生まれている。絵はローマのバルベリーニ宮にあり、ラファエロの死後に弟子のジュリオ・ロマーノが手を加えた可能性も指摘されている。




