
Konstantin Somov · PD
青衣の婦人
作品情報
ストーリー
19世紀の終わり、ペテルブルクの芸術サークル「芸術世界(ミール・イスクーストヴァ)」は、18世紀を懐かしげに振り返っていた。その一員コンスタンチン・ソーモフは、美術アカデミーの同窓エリザヴェータ・マルトゥイノワを描いた。古風な青いドレスをまとい、手には本を持ち、背後には小さな人影が散策する公園が広がる。この絵に彼は1897年から1900年まで、三年近くを費やした。モデルがしばしば病に伏していたことも一因だった。マルトゥイノワは結核をわずらい、1904年、三十六歳になったばかりで世を去る。トレチャコフ美術館がこの肖像を買い取ろうとしたとき、彼女は反対したが、ソーモフは結局それを売った。絵は今もモスクワにある。