
Camille Pissarro · PD
ポントワーズの風景
作品情報
ストーリー
パリで印象派を見るなら、ふつうはセーヌ対岸のオルセー美術館です。それでもピサロのこの風景画がルーヴルにあるのは、寄贈者の意向によるものです。エレーヌとヴィクトルのリヨン夫妻は、18世紀ヴェネツィアの都市景観画からドガやモネまでを集め、決して分割しないことを条件にコレクションを国に贈りました。1977年に収蔵され、今はシュリー翼の903展示室に並んでいます。ピサロがこれを描いたのは1877年、当時暮らしていたパリ北西のオワーズ川沿いの町ポントワーズでのことです。淡く曇った空が画面の半分以上を占め、その下では若い果樹の列が花をつけ、谷の奥に村が低く身を寄せています。署名と年記は右下にあります。




