マルティニークの風景

マルティニークの風景


作品情報

アーティスト
シャルル・ラヴァル
制作年
1888
技法
キャンヴァスに油彩
寸法
59.7 × 73.1 cm

ストーリー

フランスの植民地で奴隷制が廃止されたのは1848年である。それから40年たったマルティニーク島の道を、なお歩いていたのがポルトゥーズと呼ばれる女性たちだった。荷を頭に載せ、プランテーションから長い距離を徒歩で運ぶ仕事で、ほかに働き口はほとんどなかった。そのうちの一人が、舞台に出てくるように画面の左から入ってくる。背後でうねるオレンジがかった赤い道は、そうした女性たちがたどった行程をそのまま写している。ラヴァルがこの島に来たのは1887年、友人のポール・ゴーギャンと一緒だった。ゴーギャンは11月に音を上げてパリへ帰り、ラヴァルは半年ほど島に残って一人で描き続けた。ゴッホ美術館はこの作品を1887年から1888年、つまりブルターニュに戻る1888年7月までの、島での最後の日々に位置づけている。

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