木々のある風景
作品情報
ストーリー
この風景画が描かれた1909年ごろ、マチューシンは40代の終わりにさしかかり、少し前まで美術学校に通っていました。1906年、彼は妻で詩人・画家のエレーナ・グロとともに、サンクトペテルブルクにあったエリザヴェータ・ズヴァンツェワの私塾に入ります。教えていたのは「芸術世界」派の画家レオン・バクストとムスチスラフ・ドブジンスキーで、二人とも生徒にほとんど口出しせず、それぞれの道を探させる教師として記憶されています。夫妻がくり返し立ち返った主題は風景でした。同じコレクションには、グロが描いた《木々のある風景》もあり、美術館はそれを1910年ごろの作としています。