二本のポプラのある風景

Wassily Kandinsky · PD

二本のポプラのある風景


作品情報

制作年
1912
技法
油彩
種類
絵画
寸法
78.8 × 100.4 cm

ストーリー

1912年のカンディンスキーは、目に見える対象をどこまで手放せるかを試していた。この絵にも、彼が1908年から夏を過ごしたバイエルンの村ムルナウの丘や家並みの気配が残っていて、題に呼ばれた二本のポプラが、解けかかった画面をかろうじて繋ぎとめている。

買い手は思いがけない場所から現れた。翌1913年、シカゴの弁護士アーサー・ジェローム・エディが、この一枚を画家から直接買っている。同じ年にシカゴへ巡回してきた大規模な現代美術展アーモリー・ショーでヨーロッパの新しい絵を買い込み、翌年には『キュビストと後期印象派』という本まで書いた人物で、カンディンスキーを買ったアメリカ人としては最も早い部類に入る。1931年に遺族が寄贈した彼のコレクションは、シカゴ美術館の近代絵画の土台になった。

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