
Franz Marc · PD
大きな馬の絵、レングリースI
作品情報
ストーリー
ほぼ等身大の馬が四頭、身を寄せ合うように画面を埋め、その体は画面の端で断ち切られている。縦およそ一メートル、横二メートルの大作だ。フランツ・マルクがこれを描いたのは1908年の夏、のちに妻となる画家マリア・フランクと、バイエルン・アルプスのふもと、イーザル川沿いの村レングリースで過ごしたときである。マリアの回想によれば、彼は絶えず馬を追いかけて観察し、本人の言葉で言えば「そらで覚え」てから、イーゼルに戻ったという。馬の色はまだ自然のままだ。この一枚から、草を食む馬を大きく描く連作が始まり、三年後の1911年の《赤い馬》へと続いていく。現在は個人蔵である。




