タピエ・ド・セレイラン医師

Didier Descouens · PD

タピエ・ド・セレイラン医師


作品情報

制作年
1894
技法
油彩
種類
絵画
寸法
110 × 56 cm

ストーリー

真っ赤な絨毯が敷かれた廊下を、シルクハットをかぶった男がこちらへ歩いてくる。場所はパリの国立劇場コメディ・フランセーズ。背後では、表現主義的ともいえる険しい顔つきの三人が立ち話をしている。モデルはトゥールーズ=ロートレックの従弟、ガブリエル・タピエ・ド・セレイランである。1894年当時、彼はパリで医学を学びながら、外科医ジュール=エミール・ペアンのもとでインターン兼助手を務めていた。ロートレックはこの従弟の縁で手術室に入り、ペアンが執刀する姿を何度も描いている。ガブリエルのほうは、画家の夜の外出にたびたび付き合った。画面は縦110センチ、横56センチと縦に細長く、背の高さで知られた人物を全身像でとらえている。ガブリエルはこの絵を30年近く手元に置き、アルビにトゥールーズ=ロートレック美術館が開館した1922年に寄贈した。

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