
Pierre-Auguste Renoir, Le Pont Neuf, 1872. Wikimedia Commons. · PD
ポン・ヌフ
作品情報
ストーリー
ルノワールがこれを描いたのは1872年、パリがようやく息をついていた頃だ。この街は少し前にプロイセン軍の包囲を耐え、その前年にはコミューンの血なまぐさい数週間をくぐり抜けていた。それがここでは再び、陽光の下でにぎやかに、ごくありふれた姿を見せている。人々は街でいちばん古い橋の上を、何事もなかったかのように歩いている。彼は川べりのカフェの二階を一日だけ借り、そこからこの場面を一度の制作で仕上げた。橋の下で足を使ったのは弟のエドモンで、気になった通行人に声をかけ、上のルノワールが捉えられるだけの間、話し込んで引き止めた。エドモン自身も、麦わら帽子にステッキ姿で、人混みに二度姿を見せている。




