レダ

レダ


作品情報

アーティスト
ミケーレ・トジーニ
制作年
1565
技法
板に油彩
寸法
78 × 51 cm

ストーリー

白鳥はレダの頬にそっとくちばしを寄せているだけだ。神話では、ゼウスがこの鳥に姿を変えてスパルタの王妃を誘惑した。1530年頃にはミケランジェロが、白鳥と抱き合う彼女の姿を描いている。その絵は失われたが、数多くの模写が残る。この板絵が生まれたのは1560年代のフィレンツェ。1563年に閉幕したトリエント公会議が、聖なる画像からみだらな表現を取り除くよう求めた時代である。レダはあらわな肩をこちらに向け、ばら色のマントがそこから滑り落ち、巻き毛には宝石を散りばめた帽子が載る。美術館は、この慎み深さを画家自身の気質にも結びつける。同僚であり伝記作者でもあったヴァザーリが、彼の控えめな人柄を称えているからだ。対になる「ルクレティア」も同じ展示室にある。

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