
14歳の小さな踊り子
作品情報
ストーリー
この像はブロンズですが、ドガ自身がブロンズで作らせたものではありません。ドガが生前に手がけたのは蜜蝋の像で、本物の布の胴着やチュチュを着せ、1881年の印象派展に出品しました。その後、彫刻はアトリエに置いたままでした。1917年にドガが亡くなると、翌年、遺族はパリの鋳造家アドリアン=オーレリアン・エブラールと契約を結び、残された蝋の像をブロンズに移すことになります。職人のアルビーノ・パラッツォーロが蝋の原型から石膏の像を取り、それをもとに鋳造したため、蝋の原作は傷まずに残り、現在はワシントンのナショナル・ギャラリーにあります。鋳造品はシリーズごとにアルファベットで区別され、この像の台座には鋳造所の刻印とともに「P」の文字が見えます。確認されている鋳造品は29点。チュールのスカートとサテンのリボンは本物の布で、鋳造の後に付けられました。この一体は1931年、遺族とエブラール家の協力を得てルーヴル美術館が購入したものです。





