
Franz Marc · PD
小さな樫の木
作品情報
ストーリー
1909年12月、ミュンヘンのブラークル画廊でゴッホの油彩七点を並べる展覧会が開かれ、その展示作業を手伝ったのがフランツ・マルクでした。この絵は同じ年に、ミュンヘンの南、バイエルン・アルプスのふもとの村ジンデルスドルフで描かれています。マルクはまだ戸外で自然を前にして制作しており、色も実際の景色に近いままです。一方で、若い樫の木の葉も、草原も、空さえも、短く曲がった筆づかいを並べて組み立てられています。ドイツの代表的な人名事典『ノイエ・ドイチェ・ビオグラフィー』は、1907年にパリでゴッホの作品に強い印象を受けたマルクが、なおその影響の下にあったことを示す作品として、この絵の名を挙げています。レンバッハハウス美術館がこの絵を購入したのは1961年のことです。




