聖母子

Nicola Quirico · CC-BY-SA-4.0

聖母子


作品情報

制作年
1470
技法
テンペラ
種類
絵画

ストーリー

1470年ごろ、ジョヴァンニ・ベッリーニはまだ若いヴェネツィアの画家で、義兄アンドレア・マンテーニャの長い影のなかで仕事をしていた。マンテーニャはベッリーニの姉妹を妻に迎えており、その硬く彫り込むような線は当時、北イタリアの絵画を支配していた。その継承は、この小さな祈りの板絵にも見てとれる。幼子の髪は一筋ずつ、ほとんど金属のような精確さで描かれ、人物には確かな彫刻的な重みがある。だが、より柔らかな何かが芽生えはじめてもいる。ヴェネツィアの光と色が輪郭を温め、マンテーニャの厳しさをゆるめて、数年後にベッリーニがペーザロの大作《聖母戴冠》で到達する輝きへと近づいていく。こうしたものは長らく見えていなかった。板絵の質が明らかになったのは1949年の洗浄を経てからで、それが板を鈍らせていたものを取り除いた。この絵は今日、ロヴィーゴのコンコルディ絵画館に収められている。縦に長く、細いテンペラの板である。

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