聖カタリナと聖マグダラのマリアに挟まれた聖母子

Didier Descouens · PD

聖カタリナと聖マグダラのマリアに挟まれた聖母子


作品情報

制作年
1490
技法
油彩
種類
絵画
寸法
58 × 107 cm

ストーリー

1490年ごろ、ジョヴァンニ・ベリーニはヴェネツィア随一の画家であり、六十代の老巨匠でした。その工房はまもなくジョルジョーネやティツィアーノを育てることになります。これは彼の静かな祈りの群像の一つで、聖母子を中央に、両脇に二人の女性の聖人、聖カタリナとマグダラのマリアが並びます。みな平らな暗い地から浮かび上がり、部屋も空もなく、彼女たちを位置づけるものは何もありません。この暗さは意図されたものです。柔らかく温かな光をすべて顔と手に集めるためで、これは当時ヴェネツィアではまだ新しかった油彩から、ベリーニが会得したものでした。誰も互いを見ず、言葉もありません。四つの頭が沈黙のなかで寄り添い、画面の外にある低い一本の蝋燭に照らされているかのようです。

こんなアートをどこでも。家でも館内でも。まもなく。