
聖母子と奏楽の天使たち
作品情報
ストーリー
1500年ごろ、ヴェネツィアの潟がベッリーニやカルパッチョであふれていたころ、この小さな板絵はフリウリのために描かれました。ヴェネツィアの北東に広がるアルプスの地です。作者ジャンフランチェスコ・ダ・トルメッツォはその地方を代表する画家で、自らの名を負う谷あいの町に、事実上ひとつの地方派を興しました。聖母は幼子とともに座し、その足もとで小さな天使たちが楽を奏でています。大都市の工房から遠く離れて守られてきた、古い信心の型です。テンペラと素朴な描き方は、ヴェネツィアがすでに取り入れていた油彩よりも古い世界に属しています。アカデミアがこの小品を収めたのは1906年、ヴェネツィアの彫刻家アントニオ・ダル・ゾットの寄贈によるものです。