
Titian · PD
聖母子と聖ドロテアと聖ゲオルギウス
作品情報
ストーリー
1516年ごろ、ティツィアーノはまだヴェネツィアの若い画家だった。この種の作品は祭壇のためではなく、家に掛けて祈るための私的な信心画として描かれた。横長の画面に半身像が寄り集まる。聖母は幼子を抱き、傍らに聖女ドロテア、その後ろに甲冑をまとった聖ゲオルギウスが立つ。ドロテアは幼子に花の輪を差し出している。これは彼女の目印で、真冬に天使が薔薇と果実を届けたという伝説にちなむ。ずっとのちの1593年、フェリペ2世はこの絵をエル・エスコリアルへ送り、スペイン王室のコレクションに入った最初のティツィアーノとなった。




