
農婦マンダ・ラメトリ
作品情報
ストーリー
1889年のパリ万国博覧会はフランス革命100周年を記念して開かれ、エッフェル塔もこのために建てられました。その会場に、ノルマンディーの若い農婦を全身像で描いた、高さ二メートルを超える絵が並びました。モデルは海辺の村サント=マルグリット=シュル=メールのマンダ・ラメトリ。牛乳がなみなみと入ったバケツを提げ、腕をむき出しにして、まっすぐこちらへ歩いてきます。背後には牛と果樹園。明るいエプロンが画面でいちばん目を引きます。隅には「Roll 87」の署名があります。国はこの絵を前年1888年のサロンで、存命画家の作品を買い上げる部局を通じて購入していました。万博の後はリュクサンブール美術館へ、そして1929年にはルーヴル美術館へ移りました。
