マリー・アントワネットと子供たち

Élisabeth Louise Vigée Le Brun · PD

マリー・アントワネットと子供たち


作品情報

制作年
1787
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
271 × 210 cm

ストーリー

フランス王妃マリー・アントワネットが、三人の子どもたちに囲まれて座っています。宮廷画家であり王妃の友人でもあったヴィジェ・ルブランが、1787年に描きました。ただの家族の肖像ではありません。当時、王妃は「首飾り事件」などの醜聞にまみれ、浪費家として民衆の憎しみを買っていました。この絵は、慎ましく愛情深い母としての姿を示し、その悪評をやわらげようという狙いを担っていたのです。右側の男の子が指さす揺りかごは、布がめくられて空っぽになっています。もともとは末の赤ん坊が描かれていましたが、絵の完成前にその子が亡くなり、空の揺りかごに描き直されました。それでも民衆の心は動かず、数年後には革命が王家をのみ込みます。王妃のひざに寄りかかる幼い王太子も、やがて幽閉のうちに命を落とすことになります。

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