
Pierre-Auguste Renoir · PD
シスレー夫妻
作品情報
ストーリー
1868年、若きルノワールが一組の男女を描いたこの絵は、長らく画家仲間アルフレッド・シスレーと妻の姿とされ、《シスレー夫妻》と呼ばれてきた。腕を組んで寄り添う二人のうち、男が花柄のドレスの女性をやさしく振り返る。もっとも近年では、この人物が本当にシスレーなのか、女性はむしろルノワール自身のモデルではないかと疑う声もあり、誰を描いたのかは定まっていない。確かなのは、印象派が形をとる前夜のルノワールが、若い恋人たちのくつろいだ幸福感を描いたことだ。黄色と黒の縞模様のドレスが、画面のなかでひときわ目を引く。現在はケルンのヴァルラフ・リヒャルツ美術館にある。




