
Paul Gauguin, Merahi metua no Tehamana, 1893. Wikimedia Commons. · PD
メラヒ・メトゥア・ノ・テハマナ(テハマナの祖先)
作品情報
ストーリー
ゴーギャンがこの肖像を描いたのは1893年、最初のタヒチ滞在の終わり、パリへ戻る少し前のことである。描かれているのは、彼が共に暮らした若いタヒチの女性テハアマナ。ゴーギャン自身によれば彼女は十三歳だったといい、この関係は今も議論の的だ。彼女は西洋風の宣教服をまとい、扇を手にしている。背後の情景の多くはゴーギャンの創作だ。薄闇に神像が浮かび、縁には古い文字を思わせる記号の帯が並ぶが、そうした文字は実際には存在しなかった。題名は、実の親と育ての親を複数もつという土地の習わしを指している。これはゴーギャンが見たかったポリネシアであり、見いだしたというより夢に描いたものだった。作品は現在シカゴ美術館にある。




