
Paul Cézanne, Mont Sainte-Victoire seen from Bellevue, 1892. Wikimedia Commons. · PD
ベルヴューから見たサント=ヴィクトワール山
作品情報
ストーリー
1890年代の初め、セザンヌはエクス=アン=プロヴァンス近郊、ベルヴュの駅にほど近い小高い丘から、同じ山を繰り返し描いた。アルク川の谷の向こうにそびえるサント=ヴィクトワール山である。すでに1878年、彼は友人の作家エミール・ゾラに、この山は汽車の窓から見ると美しい主題だと書き送っていた。この絵でも、古い風景のただ中に近代が姿を見せている。画面の中央右手を、エクスとマルセイユを結ぶ鉄道の長い高架橋が横切り、細いアーチが連なっている。セザンヌは平らな色面を積み重ねるように、畑を、屋根を並べ、頂の白い石灰岩がそのまま空に触れる。現在この絵はフィラデルフィア近郊のバーンズ財団にある。




