
Henri de Toulouse-Lautrec · PD
ムーラン・ド・ラ・ギャレット
作品情報
ストーリー
1889年のパリはエッフェル塔と万国博覧会の年で、その10月にはモンマルトルの丘のふもとにムーラン・ルージュが開店する。金を落としに来る客のための店だった。丘の上のムーラン・ド・ラ・ギャレットはもっと古く、店員や職人が通う地元の踊り場である。ロートレックは24歳。会場で写生し、アトリエで仕上げた。油絵具をテレピンで薄め、下地が透けるほど軽く置いている。画面の中ほどを木の柵が横切り、その向こうでは踊りが続き、手前では女たちが腰を下ろして待っている。9月のアンデパンダン展でこれを見たテオ・ファン・ゴッホは、サン=レミの療養所にいた兄フィンセントに、ロートレックのムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会はとてもよい、と書き送った。




