
聖カタリナの神秘の結婚
作品情報
ストーリー
1896年より前にこの絵を見ようとすれば、ミラノの大司教館に入るしかなかった。持ち主はチェーザレ・モンティ、1632年からミラノ大司教を務めた人物で、ロンバルディア有数の絵画コレクションを集め、それを大司教座に遺した。絵がブレラに移ったのは1896年である。
描かれたのはミラノ、1616年から1620年の間。ほぼ正方形の画面で、一辺がおよそ1メートル50センチある。
主題は一つの幻視である。アレクサンドリアの聖カタリナは、伝承では学識のある若い女性で、4世紀のはじめ、ローマの神々への供犠を拒んで処刑された。その前に、幼子キリストが彼女の手を取り、指に指輪をはめる幻を見たとされる。「神秘の結婚」と呼ばれるのはこの場面である。

