
自画像
作品情報
ストーリー
1620年代に入るころ、プロカッチーニの絵はすでにミラノの外へ出ていた。ジェノヴァの一族が買い、トスカーナ大公コジモ2世・デ・メディチは金のメダルを贈っている。この肖像の眼目はそのメダルである。画家はそれをわざわざ見せている。自分の名がロンバルディアの外にも届いていることを、見る者に分からせるためである。
画面右上には、自分の手で名前と年が書き込まれている。G. Cesare Precacino、そして1624年。年記のある作品としてはこれが最後で、それだけに細かく見られてきた。画布は小さく、70×49センチ。
翌年の11月14日、彼はミラノで死んだ。51歳だった。

