
聖カタリナの神秘の結婚と読書する聖ペテロ、聖カタリナ伝
作品情報
ストーリー
デフェンデンテ・フェラーリは作品に年記を入れることが多かったので、この絵の前後の年はほとんど数え上げることができる。1519年の年記をもつ祭壇画が二点あり、一点は現在トリノ北西のチリエに、もう一点はイヴレーア大聖堂の聖具室にある。さらに1520年、1521年、1522年と、年記入りの作品が続く。高さ2メートルのこの祭壇画もその時期のもので、サバウダ美術館は1519年頃としている。
中央では、母の膝に抱かれた幼子キリストが、アレクサンドリアの聖カタリナを花嫁として迎えている。聖カタリナの神秘の結婚と呼ばれる場面で、その傍らで聖ペテロが本を読んでいる。下部では、小さな場面が聖女の物語を語る。
美術館によれば、この玉座の聖母子は、デフェンデンテの構図のなかでも特に好評を得たものだった。これほどの量をこなすには人手が要り、彼の監督のもとで働く助手たちが、工房に保管された素描を使って、その構図を何度も繰り返した。
