
キリスト降誕
作品情報
ストーリー
赤い外套をまとった年老いたヨセフが、腕を上げて上を指さしています。そこが、この絵でいちばんにぎやかなところです。馬小屋は崩れかけた石のアーチの下に設けられ、天使たちが藁の束を抱えて木のはしごを降りてきます。アーチのてっぺんにも仲間たちが腰かけ、帯状の巻物を広げています。板の棚の下には鍋が鎖で吊るされ、梁には白い鳩が二羽とまっています。奥の開口部からは羊飼いたちが板の仕切り越しにのぞき、さらに遠く、羊の散らばる斜面の向こうには、白い頂をもつ青い山々がそびえています。幼子はマリアの暗い色のマントの裾に横たえられ、翼のある小さな天使たちに囲まれています。牛はマリアのそばに伏せ、ロバの頭がそのマントのすぐ後ろからのぞいています。

