
Edward Hopper · PD
ナイトホークス
音声ガイド
作品情報
ストーリー
ホッパーがこの絵を仕上げたのは1942年1月、真珠湾攻撃からわずか数週間後のことでした。アメリカが戦争に入り、ニューヨークの夜は灯火管制で暗く沈んでいます。そのなかで、この深夜の食堂だけが、当時普及しはじめたばかりの蛍光灯で、不自然なほど白く光っています。舞台はマンハッタンのグリニッチ・ヴィレッジあたりの店を思わせますが、特定の実在する店ではありません。カウンターには三人の客と、白い制服の店員が一人。ホッパー自身は、自分でも気づかないうちに大都市の孤独を描いていたのかもしれない、と後に語りました。よく見ると、ガラスは大きく張り出しているのに、この店に入るための扉が、どこにも見当たりません。


