
© José Luiz Bernardes Ribeiro · CC-BY-SA-4.0
座る裸婦
作品情報
ストーリー
1900年ごろ、ルノワールはほとんど一つの主題に落ち着いていた。女性の裸体である。温かく厚みのある肌の色で、内側から光っているかのように描かれる。齢は六十に近づき、関節リウマチがすでに手をこわばらせていたが、それでも彼は一日じゅう画架の前に立った。ちょうどその1900年、フランス政府は彼にレジオン・ドヌール勲章を授けた。サロンの落選から出発した一団にしては、いささか立派すぎる栄誉だと、印象派の古い仲間の何人かは感じたらしい。こうした坐る裸婦は、その晩年に属している。絵は好ましく楽しいものであってほしい、と彼自身が語っていた。いまはメキシコ市のソウマヤ美術館にある。




