
Pieter de Hooch · PD
授乳する母と召使いといる子供
作品情報
ストーリー
1660年ごろ、ピーテル・デ・ホーホはデルフトからアムステルダムへ移り、豊かな都市で描く室内も広々としたものになった。この絵は1663年から1665年ごろの作である。暖炉のそばで母親が赤ん坊に乳を含ませ、傍らには揺りかごがあり、女中が幼い子どもの手を引いて開いた戸口のほうへ向かう。人物はほとんど脇役だ。デ・ホーホはまず空間を組み立てる。奥へと走る床のタイル、そして外をのぞかせる戸口の先には、日差しを受けた家並みが見える。ウィーンに来るまでの一世紀、この絵はパリやアムステルダムの競売で持ち主を替え続けた。1903年、カールとロザリア・ゴルトシュミット夫妻が美術館に寄贈した。




