
James Ensor · PD
老人
作品情報
ストーリー
1878年、ジェームズ・アンソールは18歳で、ブリュッセルの王立美術アカデミーに学んでいました。当時の授業の中心は、報酬を払って雇ったモデルにアトリエでポーズをとらせ、クラス全員で素描し、油彩で描くという昔ながらの課題でした。この作品もそうした場から生まれたものです。所蔵するオーステンデの美術館は、生きたモデルを前にした習作としています。描かれているのは、上半身裸で片腕を体の前に曲げた、ひげの老人です。モデルの名前は伝わっていません。画布の高さはおよそ1メートルあります。アンソールは1880年にアカデミーを離れ、生まれ故郷の港町オーステンデに戻りました。この習作もいま、同じ町にあります。




