
Rembrandt, Old Man with a Gold Chain, 1631. Wikimedia Commons. · PD
金の鎖をつけた老人
作品情報
ストーリー
1631年、レンブラントは25歳前後、まだライデンで制作しており、まもなく身を立てるためアムステルダムへ移ろうとしていた。これは注文による肖像画ではない。当時「トロニー」と呼ばれた、派手な扮装の頭部習作である。彼と同輩のヤン・リーフェンスは、こうした絵を正式な肖像より安価な選択肢として売っていた。鋼のゴルゲット、金の鎖、羽根つきベレー帽はいずれも工房の小道具で、実在の人物の宝飾ではない。モデルは長らく画家の父と呼ばれてきたが、今日ではライデンの救貧院の管理人だった可能性が指摘される。レンブラントが何度も描いた顔である。額と鼻をすべる暖かな光は、すでに完全に彼自身のものだ。




