
Nicolae Grigorescu · PD
繕いをする老女
作品情報
ストーリー
ニコラエ・グリゴレスクは、近代ルーマニア絵画の父と呼ばれる画家である。1861年にパリへ出て、やがてバルビゾン村に移り、ミレーやコローら、農民や田舎の暮らしを描いた画家たちと交わった。この《繕いものをする老女》が描かれた1867年ごろ、彼はまさにそのフランスの村で、身分の高い人物ではなく、働く庶民の姿に絵の値打ちを見いだしていた。針を手に衣を繕う老女という何気ない主題は、当時バルビゾンの画家たちが好んだ世界そのものだ。帰国後の彼は、ルーマニアの村の農婦や羊飼いを繰り返し描き、国民的な画家になっていった。




