ダビデの物語を描いたテーブル

ダビデの物語を描いたテーブル


作品情報

制作年
1534
技法
菩提樹材に彩色(天板)
種類
絵画
寸法
128 × 131 cm

ストーリー

16世紀ドイツの絵付けテーブルで現存するものは少なく、これは格別に保存状態がよい。天板は差し渡し1.3メートルほどあり、周りを歩いて眺めるように作られている。ベーハムは天板を四つの三角形に分け、それぞれを違う縁の方へ向けたので、どの場面もテーブルのいずれか一辺から見ると正しい向きで読める。四つの場面は、サムエル記に語られるダビデ王の物語である。ペリシテ人に勝ったダビデが凱旋する。王宮からダビデが水浴するバテシェバを目にする。ダビデの軍勢がラバの町を包囲する。この包囲戦で、彼はバテシェバの夫ウリヤを死地へ送らせた。そして預言者ナタンが、ダビデの行いを責める。ラテン語の銘文が、サムエル記の該当箇所を示している。

長い献辞には注文主の名がある。マインツ大司教でブランデンブルク出身の枢機卿アルブレヒト、つまり1517年にマルティン・ルターの抗議を招いた贖宥状販売の当事者である。ベーハムはモノグラムと1534年の年記を書き入れ、テーブルはハレにある枢機卿の居城モーリッツブルクのために作られた。

テーブルは1550年代に、おそらくフランス軍とともにフランスへ渡り、ギーズ家のコレクションに入ったらしい。1653年ごろギーズ公がマザラン枢機卿に贈り、1665年にルイ14世のために取得された。

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