
Henri Matisse · PD
画家の家族
作品情報
ストーリー
文様で埋め尽くされたこの室内画は、1911年、モスクワの織物商セルゲイ・シチューキンのために描かれた。当時シチューキンは、ヨーロッパのほとんど誰よりも早く、マティスの最も大胆な絵を買い集めていた。マティスが彼に送ったのは、自分自身の家族だった。二人の息子ジャンとピエールはチェッカーに興じ、娘マルグリットは手仕事をして立ち、妻アメリはそちらへ身をかがめる。絨毯や暖炉や盤よりも目立つ人物は一人もいない。人々は、もう一つの文様のように部屋へ織り込まれている。ロシア革命の後、シチューキンの収集品は国家のものとなった。そのために、このフランスの一家の肖像は今日、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に掛かっている。




