
楽園と人類の堕落
作品情報
ストーリー
この楽園の主役は動物たちである。ライオン、ヒョウ、クジャク、水鳥が小さな銅板の手前を埋め、肝心の堕罪、知恵の木のもとのアダムとエバは、中景にごく小さく描かれているにすぎない。この配分こそ、アントウェルペンのブリューゲル工房のお家芸だった。17世紀初めにヤン・ブリューゲル(父)が確立した型で、収集家たちは天地創造のすべてを小さく貴重な品に収めたこの種の絵に高い値を払った。
彼がルーベンスと組んで1615年ごろに描いた、はるかに大きな《堕罪のあるエデンの園》もマウリッツハイスの所蔵で、ホフフェイファー池の向こう側の本館に展示されている。1630年の作とされるこの銅板の一点は、息子ヤン・ブリューゲル(子)の作かもしれないとして登録されている。これもマウリッツハイスの所蔵で、ウィレム5世ギャラリーに掛けられている。