
教区祭
作品情報
ストーリー
オーストリアの村で、教会の献堂を祝うキルヒタークは一年でも指折りの祭日で、教区ごとに日取りが違いました。画面の中央には皮をはいだ高い柱が空へ伸び、てっぺんには賞品が吊るされ、若者がもう半分ほどまで登っています。周りでは人々が踊り、戸口では男がジョッキを掲げています。アイゲンの死からおよそ20年後の1780年代、皇帝ヨーゼフ2世は祝日を減らし、すべての教区の祭りを10月の同じ一日にまとめるよう命じました。親戚どうしが互いの祭りを訪ね合えなくなると人々は不満を抱き、この決まりは長続きしませんでした。アイゲンはこの場面を「市門前の市」と対になるよう描き、二枚のカンヴァスはまったく同じ大きさです。
