
John Singer Sargent · PD
ポーリーン・アスター
作品情報
ストーリー
白いドレスに、毛皮で裏打ちした銀青色のケープ、手にはマフ。秋の庭に立つこの若い女性は、アメリカ有数の資産家の跡取りウィリアム・ウォルドーフ・アスターの長女ポーリーンである。一家は1891年にニューヨークからイギリスへ移り、父は1893年にテムズ川を見下ろす大邸宅クリヴデンを買った。翌1894年に母が亡くなると、14歳のポーリーンがこの屋敷の女主人の役を担うことになった。同じくロンドンに住み着いたアメリカ人画家サージェントが彼女を描いたのは1898年ごろ、彼女が18歳前後のときで、父は1899年にイギリスに帰化している。足もとではキング・チャールズ・スパニエルのモッシーがケープの裾を引っぱっている。高さ二メートル半近い大きな画面だが、アメリカで初めて展示されたのは1998年のことだった。




