
Titian, Penitent Magdalene, 1550. Wikimedia Commons. · PD
悔悛するマグダラのマリア
作品情報
ストーリー
1550年ごろ、プロテスタントの宗教改革が告解の価値を疑いにかけていた一方で、カトリック教会は悔い改めの功徳をいっそう強く説いており、悔悛するマグダラの姿ほどそれにかなう像はなかった。ティツィアーノはここで、マグダラのマリアの両腕を胸の前で組ませ、目を上へ向けさせる。かたわらには髑髏と開かれた書物が置かれ、死と黙想を思い起こさせる。この主題は本人にも注文主にもよほど好まれたらしく、彼は何度も描き返した。この構図には複数の異作と工房の複製が残っている。この一枚はファルネーゼ家のもので、その手を経てナポリへ渡った。




