
ペルセウスとアンドロメダ(表)/ヴィーナスとアドニス(裏)
作品情報
ストーリー
厚さわずか二ミリほどのラピスラズリの楕円板で、表と裏の両面に絵が描かれている。こちらの面では、岩につながれたアンドロメダを救うため、ペルセウスが天馬ペガサスにまたがって海の怪物に襲いかかる。まだらな青い石が、空と海を同時に表している。裏面には、猪に殺されたアドニスを見つけるヴィーナスが描かれる。1693年のボルゲーゼ家の目録には作者名がなく、その後はラファエロの弟子ジュリオ・ロマーノ、次いでフィレンツェの画家パッシニャーノの作とされ、テンペスタの名が出てくるのは1812年になってからだ。1833年、一族は売却や分割を禁じる信託遺贈によってコレクションを固定したが、この小さな楕円板はその対象から外れ、相続人の手元に残った。イタリア国家が2005年に買い取り、現在は第19室で見ることができる。

